上司に翻弄される若者たち
プロジェクトをやっていると色々な組織の人間模様に遭遇します
仕事の愚痴こぼしの相手としてコンサルタントはちょうどいいようです。一杯飲んだ席で若者たち(お客様側のプロジェクトメンバー)が盛り上がる。テーマは直属の上司の不甲斐のなさ。どうやら若者達の提案に対し良いと言ってみたり駄目と言ってみたり結論を出さないらしい。
結局その上の上司がこの提案をどう判断するかがその上司にとっての最大の関心ごとのようです。良し悪しを判断するのではなく、上の反応をうかがうという典型的なサラリーマンタイプなんですね。
僕に言わせればそもそもそんな組織階層が存在することが間違っているように思えます。それなら、その上の上司に直接進言したほうがよっぽど効率が良い。でもそれはできないんですね、この階層がある限り。
はっきりしない上司もひょっとすると上が喜ぶいい提案かも知れないので、小出しにしていって良ければ自分の成果にできるという考えも見え隠れ。いつまでこんな文化が引き継がれるのでしょうか。愚痴で盛り上がる若者たちもそのうち同化していってしまうのだろうか。とちょっと心配になります。
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- at 2006年07月31日